ZELVAコーチの独り言
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- スイス流ユース育成:結果よりもプロセスを重視するアプローチ
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2025.12.27 / ZELVAコーチの独り言

先日、スイスのサッカー育成に関するオンライン講座を受ける機会があり、非常に示唆に富むお話を伺いました。今のスイス代表が世界的な強豪というイメージはまだ薄いかもしれませんが、ユース年代では確実に力をつけてきている背景には、彼ら独自の哲学がありました。
結果ではなく育成プロセスを重視
スイスの育成方針で強調されていたのは、目先の勝利や結果を追うのではなく、あくまで育成そのものに焦点を当てている点です。具体的には、全ての選手が必ず試合で一定時間プレーする機会を得られるようにしており、例えば20分×4本という試合形式を取り入れたり、U-12までは7人制、U-13からは9人制、U-15以降は11人制で45分ハーフと、段階的に試合の強度を上げていく仕組みになっています。
失敗する権利とチャレンジの奨励
もう一つ心に残ったのは、「選手には失敗する権利がある」という考え方です。スイスの育成では、選手が失敗を恐れずに新しいチャレンジをすることを奨励しており、失敗を許容する文化が根付いています。この「チャレンジと失敗をセットで受け入れる」姿勢が、選手たちにとって大きな成長の土台になっているのです。
ゼルバサッカースクールへの応用
この学びを通じて、日本でも子どもたちが自ら考え、失敗を恐れず挑戦できる環境を整えていきたいと思います。ゼルバサッカースクールでも、スイスのような育成理念を取り入れながら、子どもたちがのびのびと成長できる場を作っていければと思います。