ZELVAコーチの独り言
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- 東京で感じたサッカーの質の差
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2023.01.25 / ZELVAコーチの独り言
2022年12月にスクールとして東京で開かれた大会に参加しました。
ゼルバサッカースクールのメンバーとしては初の大会。
寒さに電車の移動、様々な未体験を感じる大会。
その際に感じたことをまとめました。
今回はサッカー面でのフォーカス。
沖縄での育成年代のチームとの試合と
関東圏の強豪チームとの試合で感じた差です。
ぜひご一読ください
真摯に描きました。うちあたいしたらごめんなさい。
沖縄のサッカーのために、勝手に言葉にしようと思って書いてみました。
さいたまシティカップも踏まえて関東の強豪チームと試合をして感じたことを言葉にして残そうと思い….あくまで私の主観です。
まず、関東の強豪と言われているチームは、当たり前に、どうやって自分たちが攻めるかのプランニングがしっかりとある。
前提となる部分では、DFラインからのキーパーを含めてのビルドアップをしっかり認識している。
もちろん、それに合わせたボールコントロール(止める、蹴る、運ぶ)の技術が高い
ボールを持つことにストレスが少ないし、同時にポジションをとる
また『次の状況を観る』ことも出来ている。
ボールと自分の関係になりがちなところ、
グループ、ポジションとして見るべき事柄が頭で理解して、とても整理されている。
当然のこととして、、ディフェンスラインから中盤へ前進する際に、どこが空くかを見ながらボールを動かしている
またはフォワードが空くタイミング、スペースを、意図している。
ここまでは、沖縄のチームでもいないこともないが、
ここで相手にマンツーマン、もしくはプレスをかけて誘導されて、思うように動かせなくなった時の対応が、関東圏のレベルの高い子たちは違う。
これは監督主導の場合もあるが、選手の判断能力(選手判断でできているところは更に高いレベル)で相手に対してアジャストして、相手の守備のフォーメーションと自分たちの攻撃の形のはめられ方を逆手にとってくる。
キーになる選手に対して、あえてギャップ、ライン間やハーフスペースを取ることで、立ち位置の段階であたかも、数的不利になっているかのように思わせるポジションをとってくる。
例えば、3バックに対して2トップでも、単純に3人の中間に立つだけでなく、1人はライン間をとる、もう1人は背後へ斜めのランニングを起こす。
と同時にサイドハーフの選手が左右のスペースを狙うため、3バックが外への警戒もしなくてはならない状況を作る。
特にセンターバックがどこをマークすればいいのかが、難しくなり、更に浮いている選手がそれを意識して、『やや』フリーになっている選手にボールをいれて、そこを起点にしてくる。
こうすることで、フォーメーションの噛み合わせでは、人が足りてるはずなのに、どこを押さえればいいのか難しい状況が生まれる。
これに対して、前線のプレスで相手ディフェンスが前向きに出せないようにいく、またらしっかりリトリートしてゾーンを埋める方法を取る必要がある。
特に前からプレスに行った場合、中盤との連動した守備と
ディフェンスラインがハイラインをとるための、
DF.MF.FWのそれぞれが同じ意図をもってプレスしていくことができない。
個人でのプレス、またはボールサイドの縦関係の選手が一緒に行けることはできても、チーム単位でのプレスの質が必要。
更に、前に無理してボールをいれず、ゴールキーパーを含めてビルドアップをやり直した際には、守備側は再度、スライドと、フォワードのプレスの位置を取り直さなくてはならず、繰り返しやり続ける、
これはなかなかできない。
反対に沖縄のチームの多くが一度目のビルドアップがうまくいかないときに、キーパーに戻して、再度ビルドアップを試みて、それでもダメなら、もう一度試みる
ということは少なく、
難しいと感じたら、リスクを減らして早く縦に蹴ってしまう。またはサイドの選手が数的不利でも強引に仕掛けてしまう。
その結果うまく行ったり、いかなかったり、の博打感が強い。
それでも点を取れる選手がいたり相手の守備に問題があったりして、結果が出るケースもままある。
さらに上を目指すには…
リスクを冒してでも、
ある程度のプレスに対して、しっかり保持を繰り返し、優位を作るまでのポゼッションを繰り返し行うケースが非常に少ない
プレスする側も一度行けば蹴ってくるので、そうした対応で事足りてしまう。
辛抱強く行くこと、または下がってブロックを作るという事はほとんど無くてもあまり問題にならない事が問題に感じる….
沖縄の多くでは、ボールは持つことができる子はたくさんいるが、
受ける時点でほぼ見ていない、もしくは見ていてもその局面のみで、次につながる為のチームまたはグループとしての状況は見れていない。
狙いや意図、プレーの再現性は低い。
つまり相手のフォーメーションや自分たちのディフェンスラインと中盤の噛み合わせで、どこにギャップができるかを考えている事は少ない
(これに関してはチーム内でどこで位置的な、または質的な優位を作るかという共通認識が決定的に欠けている)
ただ、単純に質的(主に身体的優位、たまに技術的)優位を作れる、いわゆるデカくて強い子に
対して早くボールを蹴って、その子の個人能力が攻め手になっている点は大きい
その子がしっかり成長していったら、日本では珍しい個人能力が突出した選手が沖縄から出るかもと一縷の望みはあるかも。
そういう子が少ないという話もよく聞くので。
ただ、意図的に育てている『育成メソッド』ではないので、再現性がないことが課題。
ボールを止める、蹴る、運ぶ
ゾーンによっては抜く
という技術面だけでなく、
チームとしての意図
またグループとして、どうゴールへのイメージを持っていくのか?
その上で技術を身につけていかないと、
クローズドトレーニングだけでの詰め込み
1対1だけでの勝負だけでは
『サッカー』として勝負できないように見えてしまう
サッカー観を広げるためにも、試合をたくさん観ることと
指導者のサッカー理解を深めていく必要をとても感じました
子どもたちは本当に素直でまっすぐで力があると信じてます。
変わるべきは….
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