ZELVAコーチの独り言
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2023.09.13 / ZELVAコーチの独り言
サッカーを通して何を伝えるか?
サッカーコーチの仕事は何か?
以前オランダ人の指導のエキスパートの講座を受けたときに問われました?
至ってシンプルだけど、だからこそいろんなことに考えがいき、なかなか答えきれずにいました。
(今にして思えば、正解を探す、答えは一つ、という日本人の考え方あるあるだったのですが)
その方は、
他にも答えはあるかも知れないが、私には『サッカーを知っていて、サッカーを教えられること』
全くもってその通り。だからこそ、我々指導者は日々学び、成長しなくてはいけない。
と、同時に私自身の海外でのサッカー経験からくる体験の一つに別の哲学もあります。
必ずしも競技志向がサッカーの全てではない。ということも浮かびました。
サッカーを教える=技術・戦術的
に捉えがちですが、サッカーにはたくさんの要素があり、楽しみ方も様々。
サッカーを見る、サッカーゲームをする、友達とボールを蹴る、全国大会を目指して必死にやる。
いろんな形でサッカーに触れて楽しむことができる。
キーパー・フォワード・ディフェンダーと様々なポジションがあり、それぞれに求められるスキルや特性がある。
人によって、性格によってもポジションに向き不向きもある。
それでも…
技術的な習熟度も経験年数も関係なく、一緒にボールを蹴って、知らなかった人とボールを通してコミュニケーションをとれる。感情を共感し仲間になれる。
そこには年齢も国境も人種も関係ない。
それがサッカーの魅力であり、楽しみだと思っています。
日本にいた頃は試合に出るか?試合に勝つか?プロになれるか?そうした価値観に押しつぶされそうになっていましたが、
ドイツやメキシコに出てから、サッカーの楽しみ方や魅力が大きく増しました。
ドリブルが…パスが…といった細かなことではなく、
大きく広い視点でサッカーの魅力を伝える役割を担っていくこと
サッカーコーチとしての矜持としています。