ZELVAコーチの独り言
- 沖縄ゼルバ式メソッドサッカースクール
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- 【「できた」以上の成長を、サッカースクールで】
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2025.06.07 / ZELVAコーチの独り言
【「できた」以上の成長を、サッカースクールで】
ゼルバサッカースクールでは、子どもたちの「成長」に常にフォーカスしています。
それは、単にリフティングができるようになった、ゴールが決められた、試合に出られた…といったサッカーのプレー面だけではありません。
もちろん、そうした技術面での進歩も大切ですし、子どもたちにとって大きな自信になります。
ですが、私たちがそれ以上に大切にしているのは、人としての成長、つまり「心の変化」や「行動の変化」です。
たとえば…
・新しく来た子に「一緒にやろう」と声をかけられた
・道具の片付けを、自分から手伝うようになった
・練習の合間に「こう考えてプレーした」と、自分の思考を言葉にできた
・失敗やできなかったことに対して、前向きに向き合う姿勢が出てきた
こうした一つひとつの行動や言葉には、子どもが自分を客観的に見られるようになった証拠が詰まっています。
「できた」「できない」だけで終わらない、自分と向き合う力が育っているのです。
これらは数値では測りにくい成長かもしれません。
でも、私たちが何より嬉しく、誇らしく思うのは、そういった目に見えにくいけれど確かな成長です。
サッカーを通して、自信を持ち、自分を好きになれるように。
そんな願いを込めて、日々子どもたちと向き合っています。
【自分だけじゃない、「仲間の成長」にも目を向ける力】
今日の活動の中で、特に嬉しかった気づきがありました。
ある子が、年下の子のプレーに対して自然に「今のすごくよかったよ!」と声をかけていたのです。以前は、自分のプレーにばかり目が向いていたその子が、仲間の良いプレーを見つけて、認めてあげる・褒めてあげるという行動をしていたことに、大きな成長を感じました。
これは、技術のうまさ以上に**「心の成熟」**を表している行動です。
自分のことだけでなく、周りを見る余裕が出てきた証拠でもあります。
このように、仲間の良さを見つけて声をかける。
わからない子にはそっと教えてあげる。
そんな姿勢がひとり、またひとりと広がっていくことで、グループ全体がより良い雰囲気になり、互いに高め合える環境ができていきます。
ゼルバサッカースクールでは、こうした**「思いやり」や「チームの中でのかかわり方」をとても大切にしています。
これからも、年下の選手たちの成長をしっかり見守り、良いところを見つけたら素直に認めて伝える**、そんな文化をコーチ陣も一緒につくっていきたいと思います。