ZELVAコーチの独り言
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- オランダ・日本・スペインの育成について考えた
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2026.01.11 / ZELVAコーチの独り言

日本サッカーが学ぶべき “スペインとオランダ” ―
サッカーのトレーニングや指導に向き合うとき、
どうしても「日本の育成は世界と何が違うのか?」というテーマにぶつかります。
スペインのサッカーとオランダのサッカー、それが日本にどんな影響を与えているのか
という話がとても深い示唆を持っていました。
この記事では、その内容を整理しながら、
「日本が次のステージに進むために必要な視点」
についてまとめます。
■ 1. 日本サッカーは“野球的”思考から出発していた
まず日本のサッカーは、90年代〜2000年初期まで 「攻撃と守備を完全に切り分ける」野球的な発想 で捉えられていました。
攻撃の練習は攻撃だけ
守備の練習は守備だけ
ポジションごとに役割が固定
流動性より“型通りに動くこと”を重視
つまり、
サッカーを「流れるゲーム」として捉える感覚が極めて薄かった。
これが日本の育成と戦術理解のベースに長く残ってしまいました。
■ 2. オランダがもたらした革命 ― “攻守一体”という概念
この日本の固定的な考え方を揺さぶったのが オランダのサッカー。
特にトータルフットボールの思想は、今でも世界中で語り継がれています。
オランダが大切にしているのは、
攻撃しながら守備を準備する
守備しながら攻撃を準備する
ポジションは固定ではなく「機能で考える」
選手が複数の役割を持つ
流動的に入れ替わりながらチームとして機能する
この “攻守一体・役割の流動性” は、当時の日本とは全く異なる発想でした。
サッカーを“状況から逆算して判断するスポーツ”として捉える大きなきっかけになりました。
■ 3. スペインは、オランダを土台にしつつ独自の進化へ
興味深いのは、スペインがオランダの影響を受けつつも、
そこから まったく違う方向へ進化した 点です。
● スペインの軸は「ポジショナルプレー」と「優位性の創造」
スペインが重視するのは、
ボール保持によるゲーム支配
相手を動かし、隙をつく
認知 → 判断 → 実行 の質
数的・位置的・質的優位を作り続ける
二人三人の関係で相手を崩す
つまりスペインは、
“判断の質”を極限まで高めたサッカー を構築したわけです。
そして驚くのは、
この複雑な概念を子どもたちが自然に学べるように練習がデザインされていること。
ただ単に技術がうまいのではなく、
「どこを見るべきか」「相手をどう動かすか」を当たり前に理解しています。
■ 4. オランダとスペインの決定的な違い
今日の対話で整理されたのは、
この両国の“思想の違い”が日本の伸びしろでもあるという点でした。
● オランダの強み
構造的
ポジションの機能を理解させる
流動性と役割の交換
チーム全体の機能性が高い
● スペインの強み
認知・判断のスピードと質
相手を操作するプレー
優位性を作り続けることが文化になっている
小さい頃から“正解の見つけ方”を学ぶ
● 日本はどこにいるのか?
結論はシンプルです。
日本はまだオランダの“構造の理解”も十分ではなく
スペインの“判断の質”にはさらに距離がある。
という現実。
■ 5. 日本が次のステージに進むために必要なこと
日本の課題は、
技術練習が“状況と切り離されている”
役割が固定され、判断の自由度が低い
子どもたちには無限の可能性があることを踏まえつつ、世界をみつつ育成していきたいです
#オランダ代表
#日本代表
#W杯